犬の方が飼い主より偉い? 気をつけて!アルファシンドローム

しつけ

愛犬を守る上で、たいせつなしつけ。しつけは、愛犬を危険から守る術のひとつです。
でも飼い主のいうことを聞かない犬もいます。中には、飼い主に対して唸ったり威嚇したり。
これは、犬の生活の中でとても不幸なことです。愛犬は、安心感を得られずにいるのかもしれません。

犬の世界は縦社会。そして犬はリーダーを必要(服従本能)としています。リーダーを得る事で、愛犬は安心して暮らすことが出来るのです。
縦社会ですから、中には犬はリーダーになるたがる犬(権勢本能)もいます。マウンティング等はその行為のひとつですが、
飼い主に対して自分が優位に立とうとし、自分がリーダーになろうとする行いを「アルファシンドローム」と言います。

犬は狼と同じように群れの中で順位を付けます。
権勢本能(アルファ)をもった犬は、下位の犬を守ったりリーダーとしても努めを果たそうとしますが、この努めが、飼い主との間には問題となることがあるのです。
飼い主より優位に立った犬は、いうことを聞かず、食べてはいけないものを食べたり、行ってはいけないところに行ったり、その結果、危険に晒されます。

権勢本能と服従本能

人間にもいますが、生まれつき征服欲(アルファ化)の強い犬がいます。
生まれたばかりの頃は、兄弟犬を押しのけて母親から一番母乳を飲みます。
そうした犬は体格も一番大きくなり、やがては他の兄弟犬と比べて威張るようになり、兄弟犬の中でリーダーにのし上がります。

逆に、生まれたときから、おとなしく、服従(ベータ化)することで安心(守られる)する犬もいます。
こうした内向的な犬が、逆にリーダーになってしまうと、犬はストレスを感じ、警戒心が強く、些細な事で吠えたり威嚇する行動をとるようになります。

飼い主がリーダーである必要性

犬が人間社会でうまく生きていくためには、しつけが必要です。
しつけは、犬と人間のコミュニケーションでもあり、しつけは、犬を危険から守ります。

アルファシンドローム化した犬を放置しておけば、やがて犬は、危険な目にあい、飼い主は、愛犬を救う事ができないかもしれません。

このサイトはワンバディ(犬は相棒)という名前ですが、犬が飼い主にとって最高なパートナーであるためにも、主従関係は必要なのです。
強固な主従関係は飼い主と愛犬の絆を深め、誠の相棒(パートナー)となるのです。

あなたのリーダー度チェック

簡単なチェックです。以下の項目からあなたは何個該当しますか?

  • 愛犬を呼んでも来ない。
  • 散歩の時に、リードを引っ張られる。
  • ご飯の時にまてが出来ない。
  • 飼い主がソファーに座ろうと思ったら、そこにもう愛犬がいて座れない。
  • 散歩から帰宅した時に、飼い主より犬が先に家に入る。
  • なんど命令しても、従わない時がある。
  • 飼い主にお腹を見せない。
  • 飼い主の腕や脚にまたがってマウンティングする。
  • 犬の食事中に邪魔すると唸る。
  • 飼い主の導線(廊下等)に犬がいて邪魔だ。
ひとつも該当するものが無いあなた。最高のリーダーシップを発揮していますね。
3個以上該当するならば、しつけから見なおした方がいいかもしれません。
犬の年齢がいくつでも、しつけは出来ます。私の家の3匹の犬の中にも、上記のチェック項目に該当する行為をする犬がいます。
中には完全服従型なのに、マウンティングだけしてしまうとか。犬も完璧では無いんです。
でも、これらの行動は、犬のアルファシンドローム化の兆候かもしれません。
しつけによって、飼い主がリーダーであることを教えなくてはなりません。

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