犬にも認知症ってある?高齢犬20%が認知症疑い。

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日本獣医生命科学大獣医学部の入交真巳講師の調査により、先日、人間の50歳ほどに当たる8歳以上の飼い犬の約20%に、アルツハイマー病に似た認知症が疑われる行動がみられることが分かったと発表されました。
今後発症が懸念される「予備軍」も半数に達していたそうです。

犬の認知症って?

昔なら人間も犬も、ボケるという言葉で片づけていた症状です。
最近では認知症も発症初期ならば食生活の改善やサプリメント等で症状が収まる場合もあるそうです。

実際、認知症の症状が出ると、老犬の扱いは大変かもしれません。
でもそれも犬と暮らす楽しみのひとつなのかもしれません。

我々飼い主は愛犬の最後を看取る責任があります。

認知症の症状が現れても、愛犬からあなたへの愛は失われてはいません。

老いた愛犬の目線になって、見てあげてくださいね。

認知症の症状

室内をうろうろする
意味もなく立ちすくむ
明らかなトイレの失敗
飼い主への関心が無くなる
遊ばなくなる
突然の無駄吠え
食欲不振
昼に寝て夜中起きる
記憶力の低下
飼い主に対して攻撃的になる

上記に該当したからと言って、必ずしも認知症という事ではありません。
加齢による視力低下等から起こることもあります。また、犬の性格によるものかもしれません。

認知症を予防する方法

やはり日ごろから脳の働きをよくする行動が一番大切です。
適度な運動や、玩具と遊ぶ事は脳を働かせますので、脳の老化防止につながります。

また、日ごろの食事にも気を付けたいところです。
体内酸化を防ぐために、豊富なビタミンE(良質なドッグフード)を取り、またDHAサプリ等も脳の働きを整備すると言われ、アルツハイマー病患者の多くはDHAが不足しているというデータもあるそうです。

ペット用DHAサプリ一覧

犬年齢早見表

犬年齢は1歳で人間の20歳とする説と、17歳とする説があり、若干幅があります。
下記の表は、1歳を成人(20歳)として計算し、小型犬は4年・中型犬は5年・大型犬は7年づつ加齢していく計算としています。

小型犬 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
人年齢 20歳 24歳 28歳 32歳 36歳 40歳 44歳 48歳 52歳 56歳 60歳 64歳 68歳 72歳 76歳 80歳 84歳
中型 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
人間 20歳 24歳 28歳 33歳 38歳 43歳 48歳 53歳 58歳 63歳 68歳 73歳 78歳 83歳 88歳 93歳 98歳
大型 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
人間 15歳 22歳 29歳 36歳 43歳 50歳 57歳 64歳 71歳 78歳 85歳 92歳 99歳 106歳 113歳 120歳 127歳

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