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知らないと怖い、犬に「はちみつ」は良いことだらけなの?与え方と注意点

犬の食事

はちみつといえば人気の健康食品。美味しいだけでなく身体に良いこの食べ物。
もちろん犬に舐めさせれば甘くて喜んでペロペロしますが、果たして犬に与えても大丈夫?

果たして犬にはちみつを与えた場合にも多くのメリットを得ることができ、なおかつ安全に摂取させることができるのでしょうか。
犬にはちみつを与える際の適切な方法と注意点を正しく理解し、飼い主がしっかりとした準備を整えた上で、はちみつと上手に付き合っていきましょう。

知らないと怖い、犬に「はちみつ」は良いことだらけなの?与え方と注意点

はちみつから豊富な栄養価を摂取できる

まずは基本的なお話ですが、はちみつが犬に対して何らかの害を及ぼすことはありませんから、適量であればおやつ感覚で犬にはちみつを与えても構いません。
はちみつは栄養価が高い食品であり、特に貴重なミネラル・ビタミン源としてはちみつを活用できるので、積極的にはちみつを取り入れる方が多いのは当然でもあります。
また、はちみつは体内で吸収されるまでの時間が短く、すぐにエネルギーを補給できるため、疲労回復効果が高いというメリットがあることも大きなポイントです。

栄養食としてだけではなく、一種のオブラートとしてはちみつを利用できるという点もはちみつならではの特徴になっています。
与え過ぎは厳禁ですが、犬が苦手にしている食材にはちみつを絡めたり、薬と一緒にはちみつを与えたりすると、嫌がっている物でも一緒に飲み込んでもらいやすくなります。

食中毒やアレルギーへの注意が必要

はちみつを人間の赤ちゃんに与えてはいけないというのは有名な話ですが、その理由は、はちみつにボツリヌス菌という細菌が含まれている可能性があるためです。
ボツリヌス菌は、現在流通しているはちみつの約5%に潜んでいると言われており、免疫力の弱い人物や動物が摂取した場合、重い食中毒で苦しむリスクを伴います。

ボツリヌス菌で汚染されたはちみつを食べてしまうと、腹痛や嘔吐といった症状が出る場合や、最悪のケースでは呼吸困難により死亡する可能性もあります。
そこまでの重大な問題が起こる可能性はほとんどありませんが、老犬や生後間もない犬にはちみつを与えることは避けておいたほうが無難です。

はちみつは花から抽出されるものであるため、花粉に対するアレルギーを持っている犬の場合には、アレルギー反応を示す場合があることも知っておきましょう。
花粉によるアレルギーを発症した場合、肌に発疹が出ることがあるほか、強い痒みを伴う影響を受け、体中を掻きむしったり、床に体を擦りつけたりするような行動が見られます。
こういった症状が見られる場合には、すぐにはちみつを与えることを中止し、獣医師の元で適切な検査を受け、然るべき処置をとることを考えてください。

また、最近流行りのマヌカハニー。こちらのほうは、今のところ中毒症状などの話はないので良いかもしれません。
口腔ケアとしても有名ですので、歯ブラシに少しつけて磨くという方も多いです。

犬にとって適切なはちみつの量とは?

はちみつは健康食として捉えてしまいがちですが、犬に与える場合にはおやつの一部として考え、一日の食事量の2割程度の量までに止めてください。
はちみつは極めてカロリーの高い食品ですから、与えすぎるとあっという間に肥満状態に陥ってしまい、犬を苦しませる結果に繋がってしまうため要注意です。

また、はちみつは一度で一気に与えるのではなく、スプーンに少量を取って少しずつ食べさせ、犬の反応を見ながらゆっくりと与えることをおすすめします。
はちみつの特徴の一つとして水分量の少なさがあり、犬は体内ではちみつを分解することが難しいため、一度あたりの摂取量が多すぎると消化が吸収に追いつきません。
結果として胃の中の物を戻してしまったり、下痢に陥ってしまったりというトラブルが起こりやすくなりますから、与え方には十分に注意しましょう。

はちみつは犬にとって良いことだらけではない

はちみつに多くの栄養が含まれていることは事実ですし、薬を飲ませたいときなどに便利でもありますが、はちみつが良いことだらけなのかと言えばそうではありません。
ボツリヌス菌による汚染ははちみつを与える上でのリスクとして避けることができませんし、アレルギーによる問題を引き起こしてしまう可能性もあります。

例えそれらの悪影響を受けることがなかったとしても、下痢や嘔吐といった問題が起こるリスクがあり、良かれと思って与えた物で逆に苦しませてしまうかもしれません。
犬が喜んではちみつを食べるという場合には与えるだけの価値がありますが、そうでなければ決して無理に食べさせるような物ではないとも言えます。
はちみつを犬に与える場合、飼い主としても様々な確認をし、慎重を期する必要性が生まれるので、はちみつの扱いにくさに苦労してしまう場合もあるでしょう。

近年では、はちみつから摂取できる栄養素をたっぷりと配合したおやつも広く販売されていますから、犬や飼い主が無理をしてまではちみつを与えることは無いのです。
はちみつによるメリットとデメリットを飼い主がしっかりと認識しておき、はちみつを与えることが得策なのかそうでないのかを判断してから購入の有無を決断しましょう。

まとめ

愛犬が美味しそうにものを食べる姿は飼い主にとっての喜びでもあります。
ですがリスクもありそうですね。
犬用おやつとして、はちみつ入りのクッキーやボーロが売られていますので、こういったものを与える方が安全かもしれません。
マヌカハニーは少し魅力的です。

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