我が家の老犬の前歯が抜けました。犬の歯と老化の話。
先日、我が家にいる3匹の犬たちのボスである橋蔵君の前歯が抜けました。
もう13歳ですし、老化のひとつなのかもしれませんが、いつもは、まだまだ子供のような橋蔵君の老いを目の当たりにして、すこしショックでした。
人間も犬も同じで歯が大切なのは言うまでもありません。
また、人間も高齢でも歯が丈夫な人もいれば、犬だって固体によって歯の丈夫さは違います。
歯磨きや、食事やおやつ、玩具等で歯の健康状態はある程度は保てます。
歯が抜けるのは、歯周病が原因と言われていますが、ある程度、老犬となって、歯が抜けるのは仕方のないことかもしれないと思っています。
犬の歯が抜けたら困る?
もちろん、今まであった歯が無くなるのですから、慣れるまでは変な感じがするでしょう。
これは人間も同じことですね。
犬は物を食べる時に、あまり咀嚼(カミカミ)しません。カリカリのドッグフードでも、カリカリ噛んでいるようで大抵は丸呑みしてしまうんですよね。
なので歯が無いことで物を食べられなくなる事はありません。
中には食欲が落ちる犬もいるようですが、飼い主が心配してしまうとそれは犬にも気付かれますから、まずはいつもどおりで良いと思います。
一番困るのは歯が抜ける時期です。
老犬ならばまだしも、若い時期(10歳未満)で歯が抜けるのは歯周病の進行を考えると獣医さんに相談した方が良いかもしれません。
歯周病の原因となる細菌、炎症性物質が歯肉の隙間から全身の循環に入り体全体に影響を及ぼします。
心臓病や細菌性肺炎、腎臓や肝臓への影響も報告されています。
犬の歯のケア方法
犬が触らせたくないのが歯です。
口を開けさせて歯を触らせるんですから、犬にとっても何事かと思いますよね。
歯石の除去も全身麻酔で行います。若い犬ならば良いですが、老犬になると全身麻酔はリスクがありますから行えません。
口の中を触るには仔犬の頃からの慣れが大切です。
歯を触らされるのに慣れさせる
歯に限らず、犬の健康を保つためのケア(耳掃除・目やに・お尻等)をするには、触ることに慣れてもらう必要があります。
隣に犬がいて、撫でてあげるついでに、歯や耳等は触ってあげると良いです。
- 仔犬の頃から、指にウェットティッシュ等を巻き、歯を擦りましょう。
少しの時間でも出来たら、ご褒美を与えて良いことだと覚えさせます。慣れさせるには長い時間を要します。 - 寝ている時に、口をそっと開けて歯を触ります。
犬によって反応は様々ですが、これも慣れてくると、多少触っても起きなくなります。
健康な歯を保つためにすること
食事
基本はカリカリのドッグフードがベストです。柔らかい食べ物よりも歯に食べかすが付着する量が少なく済みます。
おやつ
歯に良いおやつは、固いものです。固いジャーキーや骨は、歯をクリーニングしてくれますし、歯茎への刺激もあって歯を丈夫にしてくれます。
犬の玩具
犬は玩具を噛みます。ロープで編み込まれた玩具は、引っ張りっこして遊べますし、丈夫なので長く使えます。
骨型の玩具も好んで良く噛みます。口に咥えていると落ち着くんでしょうね。
犬の歯磨き
犬の歯磨きは、最初は歯磨きシートが良いです。慣れてくると子供用の歯ブラシで磨かせてくれる犬もいます。
愛犬のハッピーな老後のためにも日頃の飼い主の心遣いが必要なのですね。
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