犬も老眼になる? 犬の老化に伴う視力の低下。

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老化による視力の低下のことを老眼というのならば、そうかもしれませんが、
犬には人間のような、近くのものに焦点を合わせることが遅くなったり、できなくなってくる老眼というものはありません。

犬の老化に伴う視力の低下

犬は元々近視です。10m先の物はぼやけて見えません。聴覚と臭覚に優れていて、それらで補うので問題はありません。
ですが老化と伴に白内障になることがあります。

白内障は老化と伴に、少しづつ進行していきます。
白内障になると、眼球が白く見え、瞳孔は光を調節するため、通常縮小しますが、白内障で光を感知しにくくなり開いた状態になることもあります。

犬の白内障

症状

眼球内のレンズ(水晶体)の蛋白質が白濁する疾患です。
近くの物音にびっくりしたり、家具などにぶつかったり、遊んでいる玩具を見失ったりします。

白内障の原因

犬の白内障には先天性と後天性があります。
老化による白内障(後天性)は犬種にもよりますが、6歳くらいから見られる症状で、白内障になると徐々に進行していきます。

予防と治療方法

老化現象のひとつですので、特に予防方法はありません。
目薬やサプリで進行を抑える事はできます。
また、紫外線や赤外線は症状を進行させる要因になります。

若年性であったり重度の白内障では手術を行い視力回復をおこなう事もありますが、一般的な老化による白内障ならば手術はリスクが大きいのでお勧めしません。

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犬の視力が落ちた時に飼い主が気を付けたい事

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白内障は老化のひとつです。上手に付き合っていくのが一番です。
とは言っても、犬は聴覚・臭覚に優れているので、視力が落ちても我々人間が視力を失うのと同様の不便さはありません。

それでも生活の中で、愛犬が少しでも快適に暮らせるように工夫は必要です。

  • 散歩の時は飼い主が犬の目になってあげる
  • 手からおやつをあげる時は指を噛まれないように注意
  • 犬の近くで不用意に大きな音を出さない
  • 家具の配置などを気を付ける
犬の眼球が白くなるのは白内障だけではありません。
白内障と同じように、目が白く見える症状に核硬化症というものがありますが、これは視力を失うものではありません。
核硬化症も老化と伴にみえる症状で、水晶体の中心部が老化とともに白く見えるようになってくるものです。

どちらにしても、老化は自然現象。飼い主さんが上手くつきあっていくことが一番です。

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