今年もフィラリア予防の季節が。フィラリア予防薬って必要なの?

暮らし

毎年5月から11月の間は、フィラリア予防薬を愛犬に飲ませます。
動物病院によって薬の値段はまちまちで、小型犬だと1粒1400円前後でしょうか。
犬の体重によって値段は変わります。

また犬によってアレルギー反応を起こす場合がありますので
始めてフィラリア予防薬を飲む小犬等は検査が必要になります。

フィラリア予防薬は、最近ではクッキータイプのものなども出ていますが、飼い主の経済的負担になることは確かです。
このことから、犬に与えない飼い主もいます。

でもですね、これで命が救えるのですよ。

愛犬を死においやるフィラリアとは

フィラリアとは、犬の病気で、蚊が犬の血を吸うときに、蚊が持っているミクロフィラリアの幼生を犬の体内に送り込むことでかかる病気です。

フィラリアは犬の体内で大きくなり、血管にそうめん状の長い虫が住むことになります。
最後には心臓に食らいつく様に血管に詰り、犬は苦しみのあげく死にます。
とても恐ろしい病気なんです。

数年は犬も飼い主も感染したことに気が付かない

フィラリアの怖いところは、体内にフィラリアが入り込んでも数年は何の症状も出ないことなんです。
ですから、症状が出始めた頃は「うちの犬ももう高齢だから」などと、感染を疑わずにそのまま苦しんで死亡するというケースも多いのです。
現在では治療法もありますが、手術や何年も投薬をしなくてはならず、犬にも飼い主にも大きな負担になります。

感染率はどれくらい?

うちは都会だからとか、マンションの上層階だからとか、そういうのは理由にならず、
窓を閉めたまま部屋から出られない犬以外は、みな感染のリスクがあります。

フィラリア予防をせずに夏を過ごした場合の感染率は
1年目 38%
2年目 89%
3年目 92%
というデータがあります。

また、発症率ですが
平成17年の川崎市動物愛護センターに収容された犬の場合は、検査頭数169頭に対して24頭(14%)という数字だそうです。
発症率で14%ですから、感染率を考えると都会でもまだまだ多いのが分かります。

予防で100%防げます

5月~11月の蚊の季節にはフィラリア予防薬が欠かせません。
薬を飲んでいれば防げる病気なのです。

フィラリア予防薬を与える事で助かった命を失い、後悔のないようにしたいものですね。

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