可愛いからって与えすぎてはいませんか?犬におやつをあげるのに適したタイミング
犬を飼うと、ついつい可愛いくて、おやつを多く与えてしまったという経験は飼い主なら誰でも心当たりのあるところです。
健康に害がない程度ならば良いと思いますが、犬の健康を考えれば、おやつを必要以上に与え続けるというのは避けなければなりませんから、おやつをあげるのに適したタイミングを知っておく必要があります。
生まれてどれくらいが経過した頃からおやつを与えると良いのかといった情報をはじめ、おやつをあげるのに最適な時間帯や瞬間について解説していきます。
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— ワンバディ (@wonbuddy) 2019年6月17日
可愛いからって与えすぎてはいませんか?犬におやつをあげるのに適したタイミング
おやつは生後3ヶ月頃から与える
生まれたばかりの子犬に美味しいおやつをあげたいという気持ちはわかりますが、生後間もない子犬は消化器官が発達しておらず、おやつを食べられる状態にありません。
成長のためにはご飯を食べることが一番ですから、まずはドッグフードを与えて食事に慣れさせて、段階を踏んでからおやつを与えることを考えましょう。
目安となるのは、普段の食事が落ち着きはじめ、しつけを行う機会も増えてくる生後3ヶ月頃からということになります。
この頃には飼い主とのコミュニケーションも取りやすくなってきますから、おやつを通じてしつけをしたり、信頼関係を築いたりすることが可能です。
生後3ヶ月以降の子犬を迎える場合には、ウェルカムドリンクのような感覚で、「我が家によく来てくれたね」というメッセージを込めて最初におやつを与えても良いでしょう。
一度に大量のおやつをあげても意味が無い
食事をする姿を見ていればわかりますが、犬は人間と違って時間をかけておやつを食べることはなく、短時間であっという間におやつを食べ終えてしまいます。
しかし犬も「おやつをいっぱい食べたい」という意欲を持っていますから、一度食べただけでは満足できず、何度もおやつを食べたいという欲が膨らんでいってしまうのです。
ですから、一日に与える予定のおやつを一度にすべて与えてしまっても意味がありませんし、むしろ犬のストレスになってしまう可能性すらあります。
最も犬の満足度を高めるおやつの与え方としては、一日に与えるおやつを予め何等分かにして分けておき、区切りながら何度も与えるという方法をおすすめします。
仮に一日に食べさせるおやつの量を20gとした場合には、一度で20gを与えるのではなくて、4gずつを5回に分けて与えたほうが犬に喜んでもらいやすくなります。
しつけと一緒におやつを与えるのがベスト
どんなタイミングでおやつを与えるのがベストなのかと言えば、それは間違いなくしつけをしているときであり、上手くできたときにおやつを与えるのが最も効果的です。
「良いことをすれば良い思いができる」ということを繰り返し覚えさせることによって、効率よくしつけながら、犬に喜びを与えることができます。
しつけと同時におやつをあげるときには、黙っておやつを与えるのではなくて、必ず褒め言葉とセットにし、語り掛けながらあげることを意識しましょう。
反対に、しつけたことを守らなかったり、上手にできなかったりしたときに、惰性でおやつを与えるということをしてはいけません。
可愛いからという理由で、しつけの最中についおやつをあげたくなってしまう気持ちはわかりますが、ここで規律を乱してしまうといざというときに言うことを聞かなくなってしまいます。
単純におやつをあげて喜ばせたいというときは、しつけのタイミングでおやつを差し出すのではなく、しつけとは無関係な状況に落ち着かせてから与えるようにしましょう。
食事を終えた直後に与えても良い
ドッグフードなど普段の食事を終えた後に、デザートのような感覚でおやつを差し出して食べさせるというのも、適切なタイミングの一つと考えて構いません。
ドッグフードは犬が健康を維持するために必要な多くの栄養を備える食べ物ですから、これを残すことなく毎食食べてもらうことが必要です。
そのためにおやつを利用することができ、ドッグフードを食べたご褒美として与えることにより、残さずにドッグフードを食べる意欲を持たせることができます。
これはドッグフードを食べさせる目的としておやつを活用するという方法ですから、ドッグフードを完食しなかったときにはおやつを与えてはなりません。
ドッグフードを残してもおやつが食べられる状況が続いてしまうと、より多くのおやつを求めてドッグフードを意図的に残すようになってしまうことがあるためです。
寝る前におやつをあげても構わない
寝る前のおやつというと体に悪そうなイメージがありますが、犬には夜間におやつを与えても構いません。
好きなおやつを食べることでリラックスし、すんなりと眠れるようになる犬も多く、健康体へと導ける可能性があります。
ただし、寝る前に与えるおやつはなるべく消化に良い物を選び、寝ている最中に腹痛などの症状を起こさないように注意しなければなりません。
目を覚ました後に吐き出してしまったり、ご飯が食べられなかったりする場合には、おやつの内容を見直したり、与える量を調整したりする工夫が必要です。
褒美のおやつは必ずしもお菓子じゃなくても良い
しつけ等のご褒美で与えるのはポーロやジャーキー等のお菓子でなくても良いんです。
ドライのドッグフードを1粒与えても十分しつけのご褒美になります。
なんだか面白みはありませんが、犬の健康を考えると、こちらの方が管理はしやすいかもしれません。
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