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犬は自分の名前分かるのかな? 呼ぶべき時と、呼ぶべきでは無い時。

しつけ

犬は150の言葉を覚えることが出来ると言われています。
一般的には、「まて」「おすわり」「よし」等
こういう言葉を行動とセットで覚えます。

私が夕方 「お散歩いく?」と言いますと、犬たちは、尻尾を振り大喜びをします。
これも散歩という言葉と、散歩という行動がセットになっているからですね。
他にも「遊ぶ?」とか「おやつ食べる?」などという言葉にも反応します。

私がテレビを見ている時に、何度か「リモコン取って」と言っているのですが、まだリモコンは持ってきてくれません。
でもアメリカの話で、飼い主が家で心臓発作で動けなくなった時に、「携帯もってきて」という言葉に犬が携帯を取りに行ったという話があります。お陰で飼い主は救急車を呼んで助かったそうです。
「リモコン取って」も、出来るかもしれませんね(笑)

基本的に犬が覚える言葉は動詞なんです。行動と紐付いて覚えるんです。

では、名前(名詞)はどうでしょう。

犬は飼い主が名前を呼ぶと寄ってきます。(子犬の頃にそういうしつけをします)
これは、名前を飼い主が言うと、何かいいことがあるからと脳に記憶されているからと言われています。
ですから、名前は自分の事ではなくて、名前を呼ばれる=飼い主の元へ向かう=褒められる といった感じで覚えているのだと思います。
他にも「いいこ」と褒める時に名前もセットにしてあげてもいいです。

誰も犬になった事はないので、分かりませんが、
犬が自分の名前を認識していないなんて、なんだかガッカリしますよね。
でも犬って素晴らしく賢い動物ですから、中には自分の名前と認識している犬もいるかもしれません。

確かな事は、飼い主が名前を呼ぶ時に、愛犬は幸せな気持ちであるということです。

叱る時に名前を呼んでいけない理由

上記のことから考えると、叱る時に名前を呼んではいけないということが分かります。
名前を呼ばれる=幸せな時 だったはずが、名前を呼ばれて叱られるんです。
犬にとってみれば、「あーなんてこったい」という感じでしょう。

これを続けけていると、名前を呼ばれるのが怖くなります。
そのうち名前を呼ばれても反応しなくなるでしょう。だって怒られるんですから。

例えば、あなたが会社で上司に「○○君! どうなんてるんだ!」なんて毎日どやされるとしますね。
そんな事が続いていれば、上司に名前を呼ばれる度に嫌な気分になると思うんです。

だから犬の名前を呼ぶ時は、犬が幸せな状態でいさせてあげる事を心がけてください。

叱る時は、「駄目!」それだけです。
そして叱られた原因である行動を、止めた時、「いいこ」と褒めてあげてください。その時は名前を呼んでも良いんです。

名前を呼ぶと、犬が寄って来るという行動は、とても大切なしつけです。
たとえば、散歩の途中でリードが外れてしまって、犬が駈け出したとします。
犬は喜びで、舞い上がっていますから、放おっておけば、どんな危険な目に合うか分かりません。
そんな時に大きな声で名前を呼べば、飼い主の方へ駆け寄ってくれるでしょう。
言葉と行動がしっかりとインプットされている事は危険回避に役立つ事もあるのです。

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