犬を飼うなら雄と雌どっちが良い? 飼育の違いや性格など
始めて犬を飼う場合、ペットショップやブリーダー等での出会いが一番大切なので、雄か雌か気にせず、運命を感じて気に入った子が雄だった、雌だったという事が多いかもしれません。
それでも雄犬と雌犬では、やはり飼育方も多少は違いますし、性格や病気の事などは事前に知識として多少は頭に入れておいた方が良いですね。
そのうえで、それらの情報をペットを選ぶ基準の1つにすれば良いかと思います。
雄犬と雌犬の性格
これは犬だけでなく、全ての生物に言える事かもしれませんが、基本的には雄が主導権を握りたがる傾向にあります。
飼い主が女性ならば、躾を間違えると、犬が主導権を握りたがる場合もあります。
雄と雌の最大の違いはヒートです。
ヒートの間は血も出ますし、発情期は他の雄犬の近くに行けませんし、散歩時間も気を使います。
もちろん避妊手術を受けてしまえばヒートはなくなります。
雄犬の特徴
・縄張り意識が強い
・雌に比べ活発で攻撃的な一面も
・おしっこは片足を上げてする(マーキング)
・雌に比べて性格が分かりやすい
・年をとっても甘えん坊
雌犬の特徴
・年に2回ヒート(個体差あり)があります
・落ち着いた性格の犬が多い(個体差あり)
・従順でしつけがし易い
・交配(子供を作る)させたいなら雌の方が相手を探しやすい
病気と寿命
人間ですと、女性の方が長寿ですが、犬の場合は性別による寿命の違いはないようです。
犬の寿命は年々上がっています。
気を付けたいのは病気ですが、避妊手術や去勢手術をする事で防げる病気もあります。
雄犬の病気
・肛門周囲腺腫(去勢で防げます)
・前立腺肥大(去勢で防げます)
・会陰ヘルニア(去勢で防げます)
雌犬の病気
・乳腺腫瘍(避妊で防げます)
・膀胱炎
避妊や去勢手術をすることで、重大な病気のリスクを取り除くことができます。
交配をさせて子供を作る予定がなければ、獣医さんと相談して手術を検討するのも手です。
また、病気だけでなく、雄犬のマーキング(マーキングを始める前に去勢の必要があります)の心配がいりませんし、雌犬のヒートの間の世話や心配事がなくなるという飼い主にとってのメリットもあります。
避妊や去勢は、多くの獣医さんが勧めますが、これは飼い主の考え方もあると思いますし、手術を受けるならば、早めにした方が良いので犬を飼ったあとすぐの課題になるかと思います。
犬を飼うなら雄と雌どっち?
犬は犬種によっても性格が大きく違いますので、飼い主の生活に合わせて犬種を選ぶことから始まると思います。
また、雌であっても、活発でうるさい犬もいれば、大人しい犬もいます。
逆もしかり、雄であっても静かな子もいます。
性格等は犬を購入する段階でブリーダーさん等に性格をあらかじめ聞いておくと良いですが、我が家の2匹の雌犬は1匹(トイプードル)は活発ですが、性格は従順。もう1匹はMIXで非常に大人しい性格で、逆に従順でなく、我が道を行くマイペースな性格です。
犬を選ぶ基準は性別だけでなく、他にもチェックポイントが沢山あると思いますが、雄か雌か、どちらが良いかと言うのは答えの無いテーマな気がします。
雄と雌のメリットデメリットを吟味し、飼い主の生活環境に合わせてお選びになるしかないと思います。
我が家には三匹の犬がいますが、年長が雄。その下2匹は雌です。
飼っていて思うのは、雄と雌どちらも最高の相棒(バディ)という事です。
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