ある日我家の愛犬のお尻から糸が垂れていたら?
犬を飼う中で、愛犬が悪戯に誤飲してしまうということは珍しいことではありません。
その度に飼い主はヒヤヒヤして、駄目といいつけしつけをするという事もありかもしれません。
できれば、部屋に犬を初めて放した時から、誤飲・誤食だけは最初にしつけをしなければならないかもしれません。
ある日我家の愛犬のお尻から糸が垂れていたら?
誤飲をしてしまうのは仔犬だけでは無い
犬は誤飲をします。特にしつけが出来ていない状態の仔犬は注意しなくてはなりません。
噛んだら駄目なもの、口に入れてはいけないもの等、しつけの中でも健康に関わることですので最も重要と言えます。
誤飲は仔犬だけではありません。実は老犬も誤飲をします。
高齢になると、仔犬に戻ったかのように、今までの常識を失ってしまうこともあります。
また、我儘になり本来は駄目だと分かっていることもしてしまうこともあるのです。
ある時、愛犬のお尻から糸が垂れていた
犬のハウス(寝床)などにタオルケットのようなものを敷いていた場合、それを爪でガリガリやっていくうちに糸が解れ、口にしてしまう事があります。
解れた糸ですから、少しずつ飲み込んでいきます。この時点で見つければ口から出た糸をそっと抜き取ることができます。
他にもソファーカバーであったり、絨毯もそうかもしれません。我々の暮らしの中には繊維が沢山あるのです。
お尻から出た糸は、どのくらいの長さかわかりません。手で引き抜いてすぐならば良いのですが、10cm~と長ければ無理に引き抜くのは危険です。
お尻から垂れた糸をどうするか?
前述した通り、お尻から出ている糸は、どのくらいの長さか分かりません。
これを無理に引き抜いてしまうと、腸を傷つける危険があるのです。
最悪の場合、生死をさまようことにもなりかねず、手術しなくてはならないこともしばしば。
誤飲の中でも糸は、本当に怖いものなのです。
出ている部分はハサミなどで肛門を傷つけないように切ります。
その状態で自然にウンチと一緒に出てくるのを待ちます。
煮た野菜を細かく切って少しだけいつものドッグフードにトッピングしても良いです。(ホウレンソウ・キャベツ・ブロッコリー・さつまいも・大根等)
糸くずを野菜が包んで出やすくなります。
引っ張ってしまった!犬の体調が悪い時は
犬の身体は我々人間に比べれば短く、お尻から出た糸がどこと繋がっているか分かりません。
腸だけなのか、もしかすると舌の奥から繋がっているかもしれません。
ですから糸を引っ張るのがどれくらい危険を秘めているのかおわかりでしょう。
もし引っ張ってしまった時など、すぐに獣医さんに連絡して相談しましょう。
引き抜いた糸が短かった場合は、少し様子を見て体調に変化がないか、食欲はあるか、便の状態など注意してみましょう。
数日変化が無ければ大丈夫かもしれません。
まとめ
たかが糸、されど糸。
本当に人間にとって大したことがいだろうと思っていることでも犬には一大事なのです。
かと言って、愛する犬のこと全てを飼い主が理解している訳ではありません。
そのような時のために獣医さんがいるのですから、僅かでも異変が起きれば迷わず電話なり行くなり相談してみましょう。
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