犬はバナナを食べても大丈夫?これからの季節に最適なエネルギー補給食品、手軽に健康、与え方と注意点
人間の食生活においても馴染みが深く、健康食の一つとして取り上げられることも多いバナナですが、バナナを犬に与えても健康面での悪影響は無いのでしょうか。
犬にバナナを与える際の注意点について考えるのと同時に、バナナが犬にもたらすメリットについても検証し、わかりやすく解説していきましょう。
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— ワンバディ (@wonbuddy) 2019年5月22日
犬はバナナを食べても大丈夫?手軽に健康。与え方と注意点
犬にとってもバナナに害はない
犬にとってもバナナに害はなく、好んでくれる場合には人間と同じようにそのままの状態で与えて構いません。
しかし、好き嫌いがあるものでもありますから、匂いや味に興味を示さないという場合には、無理に与えることだけは避けましょう。
また、バナナアレルギーを持っている可能性もありますから、その点にも十分に注意し、少量与えて1日様子を見て問題が無いことを確認してから与えてください。
バナナそのものだけではなく、ブタクサのアレルギーもバナナとの交差性を持つため、ブタクサアレギーを持つ犬にもバナナを与えることは避けましょう。
バナナにはビタミンが豊富
犬にバナナを与える上で一番のメリットになるのが、ビタミンが豊富に含まれているという点であり、犬の健康状態を整えたり、向上させたりする効果に期待できます。
特にビタミンB群は食事によって摂取したエネルギーの代謝を促進し、維持する効果がありますし、ビタミンCは免疫力の向上に役立つ成分です。
また、カリウムはドロドロになってしまった血液をサラサラにする効果がありますから、動脈硬化を予防して長寿が期待できます。
柑橘類と比較するとベトベトした印象が強いバナナですが、実は水分を多量に含んだ果物ですから、水分補給にも適しています。
バナナは豊富な食物繊維を有していることでも有名ですから、適度に摂取させることで便秘の予防や解消も可能で、体調の維持に大いに役立ちます。
最も注意すべきなのは与えすぎ
栄養価が豊富でとても魅力的なバナナですが、与えすぎてしまうと逆効果になってしまいますから、その点には中止してください。
バナナは高カロリーで糖質も大量に含まれているので、与えすぎると肥満を招いてしまうことがあります。
小型犬の場合には一日につき一口大の大きさに、中型犬以上の場合でも一日につき半分程度の大きさに制限し、それ以上に与えることは避けましょう。
大きいままで与えてしまうと、一気に飲みこんで喉に詰まらせてしまう危険性がありますから、必ず食べやすい大きさにカットしてから食べさせてあげましょう。
なお、バナナの皮を飲み込むと消化不良を起こすリスクがあるため、バナナを与える際には必ず皮を剥き、実だけの状態にしてから与えることも重要です。
与えても良い目安としては体重5kgの犬に対して小さめのバナナ半分(20g)までです。ですが輪切りにしたバナナ2切れくらいをご褒美にあげる程度をおすすめします。
バナナに引き起こされるリスク
バナナを多く食べさせすぎることによって引き起こされるリスクとして、最も警戒しておきたいのが、カリウムの過剰摂取によっておこる高カリウム血症です。
高カリウム血症を患うと、筋力の低下に加えて体の痺れなどの問題が発生することがあるほか、不整脈を発生させてしまうリスクも憂慮しなければなりません。
また、同じくバナナが持つマグネシウムの過剰摂取により、ストルバイト結晶という尿路結石の一種を発生させるリスクもあり、これにも注意しておく必要があります。
犬の健康に好影響を与えてくれるバナナですが、重大なトラブルを招くリスクも孕んでいますから、これらの問題を避けるためにも節度を持って与えることを徹底してください。
生食以外でおすすめの与え方
カットしたり、すり潰したりして生のままバナナを与えても構いませんが、少し手間を加えるだけでより喜んでもらえるような料理にグレードアップさせられます。
例えば、無糖のヨーグルトをバナナと一緒にミキサーにかけるだけでバナナジュースにできるので、食欲を失いかけている犬にも与えやすくなります。
ジュースにすることによって、生のまま与えるよりも消化しやすくなりますし、大きな事故を防ぐこともより簡単になるのです。ドッグフードに少量トッピングしてあげても良いかもしれません。
バナナを薄くスライスして、オーブンペーパーを敷いた天板の上に並べてから余熱し、150度で20分前後焼き上げると、それだけでバナナチップスが完成します。
犬用のケーキやクッキーを作るという方であれば、材料にすり潰したバナナを適量加えれば、バナナフレーバーのお菓子を作ることも簡単です。
作り方を少し変えるだけで犬に喜んでもらえるレシピを増やすことができますが、この場合もくれぐれも与えすぎにだけは注意して、犬の健康を確実に守りましょう。
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