ペットロスの症状や、ペットロスで苦しんでいる人との接し方

 

日本国内では、犬と猫を合わせておよそ2000万匹が飼育されており、可愛がっていた大切な家族の死に直面している方は毎日のようにおられます。
生命の宿命でもありますが、悲しいこの出来事はペットを家族に持つ私達にも当然訪れます。
そんなペットの死によって引き起こされるペットロスは社会問題にも化していますが、ペットロスで苦しんでいる人にはどのような症状が見られ、どう接するべきなのでしょうか。

ペットロスの症状や、ペットロスで苦しんでいる人との接し方

ペットロスについて

長く可愛がってきたペットが亡くなってしまえば、当然のように深い悲しみや喪失感に苛まれることになり、この状況を指す言葉として「ペットロス」が使われています

犬は古代から人間と関りが深い動物の一種ですが、かつて狩猟犬などとして飼われてきた環境が現代では大きく変化しており、家族の一員として捉えられることが増えてきました。
ペットを取り巻く医療や保険、そしてペットフードなどの健康食化に伴って、犬の平均寿命は上がり、現在は15歳前後が平均年齢として推移している状況にあります
十年以上という長い期間に渡って苦楽を共にしてきた犬とは様々な思い出を共有し、絆を深めてきたのですから、失ったときの悲しみがより深くなることは当然と言えるでしょう。

犬が生き物である以上、誰もが必ずは経験することになる愛犬との別れですが、ペットロスは深刻な影響を人間に対して与えてしまうことがあります。
ペットロスが原因で精神的、あるいは身体的な病気を発症してしまったという方も少なくありませんから、ペットロスを患った方に対しては十分なケアが求められるのです。

ペットロスで見られる症状

ペットロスによって人間は心に大きなダメージを追ってしまい、深い悲しみを見せるという以外にも、精神的な錯乱によって怒りや混乱を招くことがあります。
特に悲しみに関する感情は強い悪影響を及ぼしてしまうことがあり、重い症状の場合には鬱を発症してしまうというケースすら見受けられます

鬱のような重い症状を発症した方の場合には、悲しみと同時に、亡くなったペットに対する罪悪感を伴っていることが多いという点を特徴に注目すべきです。
「もっと早く病気を見つけてあげられたら」「生きている間に何故もっと楽しませてあげられなかったのか」といった感情に支配され、鬱へと発展しやすくなると考えられます。
また、こういった感情から本能的に回避するために、現実逃避をしたり、「自分は間違っていなかった」と過剰に思い込んだりしやすいことも、ペットロスの症状の一つです。

ペットロスの症状は、闘病生活の後にペットを亡くした飼い主よりも、事故や急病が原因で突然死したペットの飼い主のほうが深刻になりやすいことも分かっています。
心の準備ができているか、そうでないかは症状を分ける上での重大な分岐点になり、急死を受けた飼い主ほど、ペットロスの症状が深刻化する傾向が見られます。

ペットロスへの理解は広がっている

ペットロスは社会問題化しており、同時にペットを家族として考える方も増えているので、近年ではペットロスへの理解が広がりを見せています。
中にはペットを失った社員に対して忌引き休暇を与える企業もあり、これを利用して家族と共にペットを供養する時間を取り、メンタルケアを行う社員は多いそうです。

セラピーや専門医に見てもらうのも手です。

生前に関しても、ペットと遊ぶことができる「ペット休暇」などの福利厚生を導入し、社員の満足度を高めている会社は多く存在しています。
こういったケアを施すことによって、会社としては社員の気持ちを切り替えさせる猶予を作り、作業をより効率化させられるというメリットを得られます。
ペットロスは個人に限った問題ではなく、社会全体に影響を及ぼす問題として捉えられ、組織として改善策を生み出すべき問題になでなっているのです。

ペットロスに苦しむ人との接し方

ペットロスで苦しんでいる人が周りにいる場合には、まずはペットに関する話題は出さず、ごく一般的な会話を交わして寄り添う姿勢を見せることが大切です。
もちろん、相手のほうから亡くなったペットに関する話題を出してきたのであれば、その話を聞いてあげて、ペットとの思い出を一緒に振り返ってあげましょう
ただ静かに話を聞いてあげたり、供養などの手伝いをしてあげたりするだけでも、悲しみは少しずつ癒えていきますし、前向きになることができるはずです。

ペットロスに苦しむ人と会話をする際に特に注意したいのが、軽すぎる言葉をかけて励ましたり、他の動物を飼うように勧めたりしないことです
飼い主にとっては、亡くなったペット意外に代役など一匹もおらず、他の犬や動物を飼ったからといって、それだけで過去を忘れられるような簡単な問題ではないのです。
「動物なんだから」「すぐに忘れられるよ」といった軽い言葉は冷徹に響きやすく、逆効果となって悲しみや怒りを増幅させるリスクがありますから、決して使わないようにしましょう。

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