犬も糖尿病になる!?予防法と治療法には何がある?
人間にとってはお馴染みの病でもある糖尿病ですが、これは人間固有の病気ではなく、犬、特に老犬も発病する可能性を大いに持っている病です。
糖尿病を予防するためにはどうやって生活すべきなのか、そして糖尿病を発病してしまった場合にはどんな方法で治療を行うのか、犬の糖尿病事情について紐解いていきましょう。
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— ワンバディ (@wonbuddy) 2019年4月8日
犬も糖尿病になる!?予防法と治療法には何がある?
犬でも糖尿病にかかる
尿に糖が混ざってしまうという症状も、ホルモンの一種であるインスリン不足によって引き起こされるというメカニズムも、糖尿病は人間と犬とで様々な点が一致しています。
インスリンはエネルギー源であることから、これが原因で低血糖状態に陥ってしまい、疲れやすさを感じるようになることや、立ち上がることさえ困難になる場合があります。
基本的には人間と同じ症状が犬にも起こるため、何らかの異常を検知した場合にはすぐに病院へ連れていき、獣医さんに相談しましょう。
これは遺伝や脾臓をはじめとする臓器の劣化によって細胞が減少することによって引き起こされる問題になります。
Ⅱ型はインスリンの分泌そのものは問題なく行われているものの、何らかの原因によって細胞に取り入れられなくなっている状態を指します。
糖尿病はすべての犬種で満遍なく発生している疾患ではありますが、一般的には7歳以上の老犬が発病することが多く、さらにオスよりもメスの発病頻度が目立っています。
糖尿病を疑うべき症状
犬が糖尿病にかかった場合、最初の症状として見られることが多いのが、水を飲む量が以前と比較して明確に多くなるというものです。
血液中に溜めておけなくなるほどの糖が分泌されるようになると、水分と一緒に体外へ放出しようとする自浄作用が働くため、犬は水分が足りずに積極的に補給しようとします。
このメカニズムによって排尿の回数や量も増えることになりますから、たくさん水を飲んでおしっこもいっぱいするという場合には糖尿病を疑うと良いでしょう。
また、嘔吐や下痢などの症状が認められる場合や、食事の回数や量が十分でありながらも体重が減っていくという場合にも検査をおすすめします。
糖尿病の恐ろしさは合併症にあり、糖尿病患者の人間もこの合併症に苦しまれている方が目立ちますが、犬に対しても糖尿病の合併症をケアしなければなりません。
その他にも肝機能障害や白内障など、生命の維持が難しくなってしまう病気に加え、健康を著しく損なう恐れを持った病気を併発するリスクも考慮する必要があります。
いずれの症状も、糖尿病があまり進行していない段階で治療を行えば防ぐことができますから、早期発見を目指して病院に連れて行くことが何よりも重要です。
糖尿病の予防法と治療法
糖尿病を発症するメカニズムは人間も犬も同じですから、基本的には人間が糖尿病を防ぐために行っていることを犬に対しても応用することが予防法として効果的です。
したがって最初に注意すべきなのは食生活であり、炭水化物や脂肪分を多く食事を与えている場合には量を減らし、健康的な食べ物を与えるようにしましょう。
具体的には、食後に急激な血糖値の変動が起こらない食事を選ぶことが重要で、糖尿病用のドッグフードやサプリメントを取り入れることもおすすめです。
運動不足の解消も糖尿病の予防やケアには大切な要素の一つですから、運動不足を招かぬように散歩を欠かさず、室内でも運動の機会を増やしてください。
特にメスの場合には、避妊手術を実施した直後は太りやすい体質に陥ってしまいますから、運動と食事制限の管理を飼い主がしっかりと行いましょう。
また、定期検診によって血液や尿から異常が見つかり、糖尿病を早期発見することができますから、半年に一度や一年に一度というペースを守って検査を受けてください。
基本的には飼い主自らが犬に対してインスリン注射を行うことになりますから、注射の量や方法を獣医師から学び、間違えずにケアを行って症状の改善を目指します。
Ⅱ型の糖尿病はメカニズムを紐解くと軽そうに見えますが、症状が悪化してしまうとⅠ型へと移行することになりますから、早期治療が求められています。
まとめ
こうしてみると、犬も人間も注意するべき点は同じですね。
もしかすると飼い主の健康は犬の健康とも言えるかもしれませんね。
愛犬の体調を管理すると共に、飼い主である私達も健康に注意したいものです。
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