愛犬があなたを見つめる訳と、そのセラピー効果
目は口程にものを言うというように、話すことの出来ない犬は目で語ります。
飼い主が部屋で何かしていると、愛犬に見つめられていることがあります。
我が家には3匹の犬たちがいますが、私がキッチンで何かしていると、キッチンのカウンター越しに3匹が私を見つめています。
これは、きっと期待感からだと思います。キッチンで彼らの食事を作ったり、おやつを出したりするのを知ってますからね(笑)
犬が見つめる理由
愛情表現
犬は相手をよく観察する動物です。彼らのリーダーである飼い主のことは、特に注視します。
飼い主を見つめているのは、愛情表現なのです。
「ねえ、私を見て。こんなにあなたのことを愛しているの。」という合図だと思ってください。
ですから、その愛に応えて目を見てあげてください。
そして「いいこ」と言ってあげてください。そしてすぐに目をそらしても大丈夫です。
これはアイコンタクトの訓練にもなります。犬が飼い主を注目するのは、散歩時などに危険防止に役立つこともあります。
なによりもアイコンタクが出来るとしつけもし易くなります。
有名な科学雑誌「Science」によると、愛犬と飼い主が見つめ合うことで、「オキシトシン」という物質がお互いに分泌されるらそうです。
オキシトシンというホルモン物質は愛情ホルモン」とも呼ばれており、女性が子育てをしている中で出る効果と似ています。
互いに見つめ合うことでホルモンバランスが整い、幸福感が高まり、セラピー効果も得られます。
飼い主に対する要求
犬が飼い主を見つめる理由のもう一つは要求です。
特に犬の体内時計は正確で、ご飯の時間になれば、「ごはんは?」といった具合に飼い主を見つめてきます。
散歩やおやつの催促。遊んで欲しいときは、手で飼い主をカリカリします。
ですが、犬の要求に、すぐに応じるのも、しつけ上よくないかもしれません。
要求の眼差しで見つめていたら、「ちょっとまってね」「まて」等と優しく言ってあげましょう。
そして、犬の要求を理解したら出来る範囲で準備をしてあげてください。
同意をもとめる
犬が飼い主を見つめているケースとして、同意をもとめている時があります。
例えば、ご飯の時におすわりをして「よし」の言葉を待っている間は、チラチラと飼い主を見ているかもしれません。
同様に、「このオモチャで遊んでいいのかな?」とか散歩中に「ここ入っていいのかな?」なんて時は、あなたを見つめて許可を求めているかもしれません。
私が以前、捻挫した時には、うちのバディは脚をずっと舐めていました。すごいですよね?
犬を飼う素晴らしさのひとつは、互いの信頼関係、相互の愛情です。
タイトル写真の説明
ちなみにタイトルの写真は、うちのバディ、橋蔵とマツです。
この互いに見つめ合っている姿は、少し興味深いです。
すこし開いたベランダの冊子から外に出たマツが、少ししてから部屋に入ろうと思っているのですが、橋蔵がそこに鎮座し、通しません。
マツは「入りたいんだけど、どいてくれない?」と訴えています。耳も少し後ろに下げて困っている状態なのが分かります。
橋蔵は、我が家の犬達の中では親分なので、「なぜ僕がどかないといけないの?ここ気に入ってるんだ。」と言わんばかりに動きませんでした。
犬が見つめる理由のひとつに「敵意」があります。小さなマツは可愛がられがちなのでライバル心があるのかもしれません。
これも犬たちの社会のひとつなんですね。犬の事は犬に任せろというのが私のポリシーですが、
少ししてから冊子をもう少し開けてマツを中に入れてあげました。
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