嗚咽必至 映画「星守る犬」の感想

犬の映画

星守る犬。どこかで評判を聞いて原作の漫画本(村上たかし作)を買って読んだ事があります。
短編の漫画。犬目線でストーリーが進んで行きます。
あまりに嗚咽を漏らして読んだ為、次の日 目が腫れた程でした。

それから数年して映画化されました。

犬の映画は嫌いです。
大抵は、退屈なストーリーが続き、最後にお約束のお涙頂戴という結末に、もらい泣きして終わるからです。面白く無いのに、泣いてしまう。 犬の映画って卑怯なんですよね。

あれだけ感動した「星守る犬」でも映画化されれば、同じだろうと思っていました。
あまり話題にもなりませんでしたし、優れた原作の映画化は、色々問題があるもんです。

という訳ですが、主演が西田敏行ということなので、見ました。

職を失い、家族に捨てられた中年男が、愛犬と旅するロードムービー。
中年男が東京から北海道へ愛犬と車で旅をするストーリーです。
道中は震災前の美しかった東北の景色が広がり美しい映像の記録でもあります。

「震災前の美しかった景色が記録されている」西田敏行

原作とは、テイストの違う映画になっていましたが、美しい映像と心温まるストーリー。そして現代社会の残酷さと、現代社会へのアンチテーゼにもなっていて、心に残る映画でした。

そして何よりも、犬のとって何が全てか、その答えがこの映画にはあります。

■ ストーリー
夏の北海道。山中に放置されたワゴン車から中年男性と犬の白骨死体が発見された。遺体の埋葬処理を請け負った地元市役所の福祉課に勤める青年は、何かに導かれるように、残された手掛かりから死んだ男性の足取りを辿る旅に出る。途中、ひとりの少女と出会い、彼女を旅の道連れにしながら、死んだ男性と、その愛犬との短くも永い旅路を紐解いていく涙溢れる感動のストーリー。 (C)2011「星守る犬」製作委員会
主演: 西田敏行, 玉山鉄二, 川島海荷

原作と映画の紹介

星守る犬 単行本 – 2009/7/7
村上 たかし (著)
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星守る犬はHuluでも視聴可能です。月額933円で見放題です。

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