犬の横腹あたりにぶよぶよの脂肪が!? 老犬に見られる脂肪腫とは?

特集:犬の高齢化問題に向き合う

我が家の年長ワンコは、10歳を過ぎたあたりから右のお腹あたりに直径2~3cm程の、ぶよぶよの小さな脂肪ができました。

ある時、動物病院に行ったついでに獣医さんに聞いたところ、
「これは脂肪腫といって良性のものなのでこのままにしておきましょう。手術で取ることもできますが、全身麻酔などを考えるとワンちゃんへの負担が大きいので。」

事前にネットでも調べて大丈夫だと思っていましたが、獣医さんから言われると安心度が違います。
あれから4年程経っていますが、いまだに脂肪腫は成長を続けて、今では結構大きくなっていますが、生活には支障がないようです。

犬の脂肪腫とは?

脂肪腫とは皮下の脂肪が膨らんで(異常繁殖)しておきる良性の腫瘍です。
後に悪性に変化したり、転移したりといったこともありませんが、自然に小さくなったり治ったりといった事もありません。
大抵は老化と共に現れる症状のひとつです。
主に腹部、胸部、内股、脇の下などの皮下組織に脂肪のかたまりとなって現れます。
腫瘍って聞くと驚いちゃいますよね。
良性の腫瘍ですので、そのままでも良いですし、若く体力のある犬ならば手術をして切除してしまうことも可能です。
ただし、股関節や脇の下等、脂肪腫のできる場所によっては生活に支障が出る場合もありますので、その場合は切除をすることもあります。

老犬には手術はリスクがあるので経過観察というパターンが多くなると思いますが、脂肪腫のできる場所によっては切除したほうが良いと判断される場合もありますので、獣医さんに相談してみてください。

犬は皮膚の病気が多い

とにかく犬は皮膚の病気が多いのです。
イボから皮膚炎・脂肪腫に悪性の腫瘍も老化と共にリスクは高くなります。
大切なのは、いつも犬と触れ合うことで、愛犬の変化を見過ごさないことです。
首から背中、お腹までくまなく撫でてあげましょう。
そして何か変化を感じたときは、すぐに獣医さんに相談してみてください。

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